「ストウブで炊いたごはんがベチャつく」「吹きこぼれて失敗した」——そんな経験、ありませんか?
私も最初の頃は何度か炊飯に失敗し、「ストウブ炊飯は難しい」と感じていました。
でも、今ではフタを開けず、蒸気だけを目安に毎日おいしいごはんを炊いています。
ポイントは、“ていねいすぎない”こと。
少し水加減がズレても、吹きこぼれても、こげても、それは失敗ではありません。
この記事では、ピコ・ココット ラウンド20cmを使った「ゆる炊き」ストウブごはんの実例と、私がたどり着いた“気にしすぎない炊飯スタイル”をご紹介します。

「毎回ちゃんと炊けるか不安…」という方にこそ、読んでいただきたい内容です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- フタを開けずに、ふっくらごはんが炊けるようになる
- 吹きこぼれやこげも「大丈夫」と思えるようになる
- 毎日続けられる“ゆるくてラクな炊き方”が見つかる
失敗じゃなくて“許容範囲”|ストウブ炊飯のリアルな話


炊飯器と比べて、「ストウブでごはんを炊くのは難しそう」と思っていませんか?
私の場合、始めは「失敗した…」と落ち込むこともありました。
初めてのストウブ炊飯ではうまく炊けたものの、その後しばらくは失敗続き。火加減や混ぜるタイミングがうまくいかず、ごはんがベチャっとしてしまったり、固く焦げついたりして安定しませんでした。


でも、ある日ふと思い出したんです。実家で母が鍋でごはんを炊いていたときのこと。フタはずっと閉めたまま、火加減も適当。たまに吹きこぼれていても、気にせず炊いていました。



そうか、鍋でごはんを炊くって、そんなに神経質にならなくていいのかも。


それ以来、私の炊きかたはこのように変わっていきました。
- フタは最初から最後まで開けない
- 火を弱めるタイミングは、フタの縁から蒸気が出たら
- 吹きこぼれ?たまにあるけど、拭けばOK
- こげ?ちょっと香ばしくて好き
最初は半信半疑でしたが、炊きあがったごはんはちゃんとふっくら。



最初は半信半疑でしたが、「あ、おいしく炊けてる!」と気づいて、自信がもてるようになりました。
今では、「ちゃんと炊かなきゃ」というプレッシャーも手放し、ストウブごはんを楽しんでいます。


忙しい日も、疲れている日も、少しゆるくて大丈夫。吹きこぼれてもこげても、「まあいいか」と思えるくらいが、私にはちょうどいい。がんばりすぎなくても、ちゃんとおいしい。
そんなストウブ炊飯を、これからも続けていきたいと思っています。
よくあるストウブの“失敗あるある”は、本当に失敗なの?
よくある悩み|水加減、火加減、吹きこぼれ、焦げ、芯残り


「ストウブ ごはん 失敗」と検索していた時期が私にもありました。同じように悩んでいるかたがたくさんいることを知って、自分だけじゃないんだと少しホッとしたのを覚えています。
よくある悩みは、たとえばこのようなものです。
- 水加減が難しい → 炊きあがりがベチャつく/かたくなる
- 火加減の調整がわからない → こげつきや芯残りの原因に
- 吹きこぼれが不安 → コンロが汚れて気分が落ちる
- 毎回こげる → 鍋のダメージが心配
- 「フタは開けるべき?閉めたまま?」と迷う → レシピによって正解が違いすぎて混乱
これらは、ストウブ炊飯を始めた人なら誰もが一度は経験する“あるある”だと思います。私も例外ではなく、何度も「失敗した…」と感じていました。
私の場合は「全部OK」な炊きかた


そんな私がたどり着いた結論は、「炊き上がりがおいしければ、それでOK」というシンプルな考え方でした。
たとえば
- 水加減は、1合につきカップ1杯弱を目安に。ぴったり測らなくても大丈夫
- 火加減は、蒸気がフタの縁から出たら弱火にするだけ
- 吹きこぼれはよくあります。でも味にはまったく影響しません
- こげができた日は香ばしくてむしろごちそう
- 芯残りは、気持ち長めに蒸らせば解決することが多い
炊飯に「正解」を求めるのをやめたら、逆にストウブ炊飯がラクになって、続けられる習慣になりました。いまでは、「ちょっと失敗したかも」と思った日でも、家族は「今日もおいしいね」と笑ってくれます。
それだけで十分。むしろ、“失敗”だと思っていたことが、自分のスタイルを作ってくれたのかもしれません。
私のゆる炊きストウブ炊飯


「レシピ通りにやらないとうまく炊けない」そう思っていた私が、いま毎日続けているストウブ炊飯は、ズバリ”できるだけゆるくてラクな炊きかた”。
ここでは、ピコ・ココット ラウンド20cm・白米3合で炊く時の手順をご紹介します。
ラ・ココットde GOHAN(ココハン) Lサイズ、Wa-NABE(ワナベ)Lサイズも同様に炊ける!
ストウブごはんの炊き方(ピコ・ココット ラウンド20cm・白米3合)
お米を計って鍋に入れる


白米を3合用意し、鍋にそのまま入れます。
お米を洗って、水を計量する


2〜3回やさしく洗米します。


洗い終わったら、水を3カップ入れて浸水します。
※お水の量は、お米の品種・お好みによって変わります
💡浸水時間のめやす
・夏は10〜20分、冬は20〜30分
・時間がない時は水を少し足して5分
(1合あたり大さじ1程度)
・冷蔵庫で一晩置いてもOK
中弱火で炊き始める


フタをしたまま、中弱火でスタート



火加減は鍋底に炎の先があたる程度が目安です
蒸気が出たら弱火にする(9〜10分)


フタのフチから蒸気が出できたら弱火にして9〜10分加熱します。



蒸気がフタのフチから出てきたら、迷わず弱火に切り替えています。
②で水を足した場合、2〜3分追加します
フタを開けてほぐす


蒸らし終わったらフタを開け、しゃもじでほぐします



ベタつきを防ぐためには、フタについた水滴は入れないのがポイント





蒸気を逃しつつ、底からやさしく切るようにほぐすと、ふっくら仕上がります
ストウブごはん、こんなふうに毎日炊いています。
少し吹きこぼれた日もあれば、水加減が多すぎてやわらかめになった日も。それでも、ストウブで炊いたごはんは不思議とおいしいんです。
「完璧を目指さなくても、大丈夫」
それが、私がストウブ炊飯を毎日続けられている理由です。


今回使ったお鍋 はじめてのストウブにおすすめ
「失敗してもOK」な心構えが、毎日のごはんをラクにする
「水加減が不安」「こげちゃった」「吹きこぼれたかも」
ストウブでごはんを炊くと、そんな小さな“失敗”を感じることがあるかもしれません。
でも、それって本当に失敗なんでしょうか?
炊きあがったごはんを食べて「おいしい」と思えたら、それで十分”成功”だと私は思っています。


ストウブは、「ていねいすぎなくても、うまくいく」が叶う鍋。他の人にどう見えるかよりも、自分が「おいしい」と思えるかどうかが一番大事です。
こげたり吹きこぼれたりしても、「それが私らしい炊きかた」と思えるようになってから、ずいぶん気持ちがラクになりました。


「ストウブで炊くのって難しそう…」
そんなふうに感じているなら、まずは”ゆるく”始めてみてください。
ストウブは、がんばりすぎなくてもおいしくしてくれる鍋。自分のペースで炊くごはんこそ、毎日の暮らしにちょうどいいんです。


「私でもできるかな…」と感じているなら大丈夫。まずは、手に取りやすいサイズやカラーから。あなたらしい“ストウブ炊飯”、今日から始めてみませんか?