この記事では、ストウブ鍋炊飯歴5年になる私が様々な方法を試してたどり着いた、ストウブ鍋で蓋したままラクしておいしいご飯を炊く方法について解説していきます。
前回の記事では、炊飯におすすめのストウブ鍋3選をご紹介しました。
ストウブ鍋でごはんを炊いてみたいけど、自分でも美味しく炊けるのか心配・・・
長年炊飯器を使っていたのであれば、なおさら心配になるのも無理はありません。
かくいう私も、ストウブ鍋でご飯を炊く前は、ガス会社が販売している「かまど炊き」が再現できる炊飯専用鍋を使い、ガスコンロについている自動炊飯機能を使って炊いていました。
ですが、安心してください。
ポイントをおさえれば誰でも美味しく炊くことができますよ
今回は、私が日常的に実践している、フタをして美味しいごはんを炊く方法についてご紹介します。
コツさえつかめれば、かたすぎたり、やわらかすぎることなく、カンタンに美味しいごはんが炊けるようになりますよ。
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ストウブ鍋でごはんを炊くレシピ
ストウブ鍋でフタをしたままごはんを炊く方法の基本は、以下の5ステップです。
- お米を洗い、浸漬する
- 中火にかける
- 蒸気が出たら弱火にする
- 火を止め蒸らす
- 蒸らし終わった、ごはんをほぐす
加熱時間はお鍋の種類によって若干変わりますが、基本的な炊き方は変わりません。
上記のステップで簡単にごはんを炊くことができますよ。
ラ・ココット de GOHAN Mサイズを使ったごはんの炊き方
ここでは、ラ・ココット de GOHANのMサイズを使った、ごはんを2合分炊く方法についてご紹介します。
材料
お米 2合
水 2カップ(400ml)
ボウル等にお米を入れササっと2回とぎ、ザルにあげて軽く水気をきったお米をお鍋に入れ、分量のお水を加えて15分〜30分浸漬します。
お米の品種や炊き加減の好みにより若干異なりますが、水の量は1合につき約200mlです。
最近のお米は精米技術が発達しているので、洗いすぎないほうがお米本来の風味が保てて良いそうです。
ところで、ボウルやざるを使ってお米を洗うのは地味に面倒ですよね。
洗い物も増えますし、できれば鍋で洗ってそのまま炊いてしまいたいものです。
ちなみにうちではお米クリップなるものを使って鍋のままといでいます。
私は炊飯器を使っていた時は、内釜にお米を入れて洗っていたので、正直ボウルとザルを使うのが面倒だなーと思っていました。
このクリップを使うと、お米をしっかりキャッチしてくれます。
ボウルやザルを使わずに、お鍋のまま洗って浸漬できるのでおすすめですよ。
浸漬が終わったらコンロに鍋を置き、フタをしたまま中火にかけます。
中火の目安は、炎が外にはみ出ず、先が鍋の底に触れる程度、くらいの火力です。
フタをしたまま、沸騰してフタから蒸気が出るまで待ちます。
フタの隙間から蒸気が出始めたら弱火にし、10分加熱します。
蒸気が出始めたら吹きこぼれるまであっという間なので慌ててしまうかもしれませんが、多少吹きこぼれても大丈夫です。
電気炊飯器がない時代を経験した私の母も、鍋でごはんを炊く時はちょっぴり吹きこぼれたタイミングで弱火にしていました。
ストウブ鍋の場合、吹きこぼれて鍋の外側が汚れてしまってもこびりつきにくいので、お手入れもラクなんです。
弱火にして10分経ったら、火を止めて蒸らします。
蒸らしの時間は10分が目安です。
蒸らしている間はフタを開けないで待ちましょう。
ごはんを蒸らすことによって、鍋の中のお米のうまみを抱えた蒸気がお米一粒一粒に吸収されるので、ベチャッとならず、ふっくらとした美味しいごはんが炊き上がります。
炊きあがったごはんは「シャリ切り」をしましょう。
「シャリ切り」とは、炊飯器でごはんが炊き上がった直後にしゃもじを使ってごはんをほぐし、余分な蒸気を逃がすこと。
これによりごはんの炊きムラを均一にし、ふっくらとした食感に仕上がるんです。
また、余分な湿気を取り除くことで、ごはんが冷めても美味しさを保つことができますよ。
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ココット ラウンド、Wa-NABE(ワナべ)を使ったごはんの炊き方
ストウブ鍋で最初に選ぶかたが多いココット ラウンドやワナべでも美味しくごはんを炊くことができます。
ごはんの炊き方は、加熱時間の違いだけで基本的にラ・ココット de GOHANと変わりません。
参考:加熱時間の目安
ピコ・ココット ラウンド20cm(2〜3合) 加熱時間10〜12分
Wa-NABE Sサイズ(1〜1.5合) 加熱時間9〜10分
ラ・ココット de GOHAN Sサイズ(0.5〜1合) 加熱時間7〜8分
水の量は、1合あたり約200mlです。
お米の品種や用途、やわらかめ、かためによって炊き上がりによって若干変わってきます。
ぜひお好みの水分量を見つけてみてくださいね。
炊飯のポイント
ここではストウブ鍋で美味しいごはんを炊くポイントを3つご紹介します。
お米を浸漬させる
お米を洗った後、お米に分量の水を入れて水分を含ませることを「浸漬(しんせき)」といいます。
お米に含まれるでんぷんにしっかり水を吸わせることによって、お米の中心まで熱を通すことができ、ふっくらとしたごはんを炊くことができるんです。
浸漬する時間の目安は、一般的に夏場は30分程度、冬場は1時間程度とされています。
ちなみに私の場合、夏場20分、冬場30分程度にしています。
基本的に、浸漬時間が短いと粘り気が少なくかために、長くなると粘り気が増しやわらかいごはんになりやすいです。
何度か炊いてみて、ぜひお好みの炊きあがりを見つけてみてくださいね。
蒸らし時間をとる
炊飯が終わって火を止めたら、必ず蒸らし時間をとりましょう。
蒸らし時間はお鍋の種類、大きさに共通して約10分が目安です。
ただし、蒸らしすぎるとベチャッとなる原因となりますので気をつけてください。
なぜ蒸らしが必要?
お米が蒸気を吸収し、ふっくらとした食感と美味しさを引き出すためです。
蒸らすことによって、鍋の中のお米のうまみを抱えた蒸気がお米一粒一粒に吸収されるので、もっちりふっくらとしたごはんが炊き上がるのです。
また、しっかりと蒸らすことによって、水分が鍋肌に行き渡り、ごはんが離れやすくなるんですよ。
蒸らしている時間はフタを開けない
ふっくらとおいしいごはんを炊き上げるには、蒸らす工程でお米がたっぷりと蒸気を吸収し、余分な水分はお釜の中に残らないようにすることが必要。
これには、火を止めたあとでも鍋の中をしっかりと高温に保つことが求められます。
フタを開けずにしっかりと蒸らすことによって、鍋の中を高温のままキープすることができるんです。
シーズニングをする(ピコ・ココット)
ごはんが鍋にくっつくのが気になる場合は、事前にシーズニングすることがおすすめ。
ピコ・ココットは、ラ・ココット de GOHANやワナべと違い表面がざらざらしているため、蒸らし時間が十分であってもごはんが離れにくいことがあります。
特に炊き込みご飯や、ごはんにおこげを作りたい時にもこびりつきやすくなります。
シーズニングをすると鍋肌に油膜を作ってくれるので、ごはんが取れやすくなりますよ。
ストウブ鍋のシーズニングとは?
鍋の内部に油を薄く塗り、加熱して油をなじませること。
これにより食材が鍋にくっつきにくくなり、お鍋も長持ちします。
ちなみに私の場合、ココット de GOHANは初めて使う時にシーズニングしたまま、ほったらかしです(笑)
シーズニングの代わりに揚げ物をしてもOK
シーズニングが面倒だなーというかたは、揚げ物をするのがおすすめ。
揚げ物をすることによって鍋肌に油膜ができるので、揚げ物をおいしく作りながらお手入れをすることができますよ。
ストウブ鍋でカンタンに美味しくごはんを炊こう
この記事では、ストウブ鍋を使ってフタをしたまま美味しいごはんを炊く方法について解説しました。
お手持ちのお鍋の種類やお好みの炊き方、炊飯量によって、ココット de GOHANやココットラウンド、ワナべなど、さまざまなストウブ鍋が活用できます。
ごはんの炊き上がりについては、好みに個人差があります。
何度か炊いてみて、お好みに合った水の量や炊飯時間、火力を調整しながら、ぜひお気に入りの一杯を見つけてみてくださいね。
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